タマカイ。
タマカイは最大級のハタ類で、英語で「ジャイアントグルーパー」、漢字で「魂交」(魂が交わる魚)と表現されています。
食用魚としても極めて美味しいハタ類とされており、沖縄では高級料理に食材として重宝される他、人工増殖にも成功し研究がなされており、台湾では養殖個体が輸出されておりますし、幼魚は金色で綺麗であり、観賞魚としても飼育されております。
ミクロネシア、ポリネシアでは「人喰いハタ」と呼ばれてダイバーや潜水者には「サメ」以上に脅威とされている様です。
画像と動画の様に、巨大な魚類であり、刺身などでは「100人分」はとれると思われます。
ハタの刺身は個人的にも大好物ですので、私もお腹がぐうぐうと鳴りそうです!(笑)
奄美大島、沖縄ではハタ類は「ミバエー」「ミーバイ」で通りますが、奄美大島や沖縄などの南西諸島に産するハタ類は、一般に体色の地味な種類ほど美味しい傾向にあります。
魚種的には、ニジハタやシロブチハタなどはリーフや堤防の足元を狙うとよく釣れますが、食用としてはあまり美味しいとは言い切れない傾向にあります。
仕掛けを入れますと大概すぐに釣れます。
タマカイ自体は大人しい性質なのか、画像の様に「チョウチョウウオ」「ソメワケベラ」のクリーニング行動をじっと受け入れている印象があります。