sinchan研究室

趣味の部屋「sinchan研究室」の生物観察を中心としたプログです。

カブトガニの飼育。

ご存知、「生きた化石」である「カブトガニ」です。
画像のカブトガニは「ホワイトカブトガニ」(アメリカカブトガニ)と呼称されるカブトガニ類で、メキシコ湾岸を含む北西大西洋に分布しているカブトガニの一種です。
カブトガニ類は4種類が分布しており、前述の「アメリカカブトガニ」、ご存知の通り、福岡県北部、瀬戸内海に生息している「ニホンカブトガニ」、東南アジアに生息している「マルオオカブトガニ」、「ミナミカブトガニ」と4種類であり、何れも海産水生節足動物類です。
東南アジアでは「マルオオカブトガニ」や「ミナミカブトガニ」が河川を遡る個体を採集して淡水魚の業者から「淡水カブトガニ」と呼称して輸入されている場合もあります。
但し、カブトガニ類は前述の通り海産水生節足動物類ですので、何れは海水が必要となります。
ご存知の通り、カブトガニから進化した三葉虫、ウミサソリなどが「絶滅」した事に対して、カブトガニ類は古代期から生き延びているだけに、飼育は全く容易です。
日本に生息している「ニホンカブトガニ」は天然記念物に指定されておりますので、水族館などでもない限り、「採集」、「飼育」は不可ですが、もう20年ほど前になりますが、私は福岡県の福間の港で網に掛かったカブトガニを何匹と観察しておりますし、網から引きちぎって海に戻している様子であった事をおぼえていますし、畑に埋めて肥料にしていたという話もありました。
昔は台湾から輸入されていましたが、台湾は外貨を貯めて「輸入国」となり、現在では北西大西洋、東南アジアから輸入されております。



よろしければ動画をクリック。(私の投稿した動画です)

2020年、カブトガニと砂潜り。(ホワイトカブトガニ)



よろしければ動画をクリック。(私の投稿した動画です)

2020年、カブトガニ。(ホワイトカブトガニ)



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