sinchan研究室

趣味の部屋「sinchan研究室」の生物観察を中心としたプログです。

コンゴウフグ。

「コンゴウフグ」。

頭と尻尾に2本の「角」を備えたハコフグの一種で、近似種の「ウミスズメ」や「シマウミスズメ」は本土でもよく観察されます。

愉快な愛嬌のある印象があり、単独飼育を行って丁寧に飼育すると餌付いてタラコや冷凍ブラインシュリンプや人工餌なども馴れますが、チョウチョウウオ類と同様に食が細いか、食性が特殊かは明確ではありませんが、長期的な飼育は容易ではない様な印象もあります。

餌を口にして呑み込んでも吐き出す習性がある事か、きちんと食べる事を観察して確認する必要がありそうです。

無脊椎動物などでいわゆる「ケヤリムシ」や「イバラカンザシ」などのフサフサとした部分を食べてしまいますし、ライブロックなどの表面の藻類や微小な小動物をつついておりますので、いわゆる「インバーテイブリットタンク」(無脊椎動物水槽)には向いていないと思われますが、むしろ「コンゴウフグ」や前述の「ウミスズメ」や「シマウミスズメ」、「ミナミハコフグ」などを飼育する場合は、無脊椎動物水槽で飼育して、徐々に人工餌に馴らしていく事も長期的飼育の方法かも知れません。

他の魚種との協調性は無いわけでもありませんが、あまりハコフグ類にはよくない様にも思われます。

最後に、ハコフグ類は何かを感じた場合の体表からの毒液(パフトキシン)に注意が必要です❗






ミナミハコフグの幼魚と一緒に❗

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