ニホンアマガエル。
「ニホンアマガエル」。
両生綱無尾目アマガエル科アマガエル属。
日本本土、周辺の島嶼、中国大陸、朝鮮半島に分布。
日本本土の個体群は東西で遺伝子が異なる事でも知られている。
カエルを知らない方でも知名度はあるカエル類であり、民家や道路沿いの水田や湿地の近くの植物などでよく観察される。
山中の湿地など、人間の手が入っていない水辺にはあまり観察されない印象もある。
指先には吸盤があり、壁をよじ登る事が出来る為、夜間は電灯などの照明に集まる昆虫類を捕食する為に集まってくる事もある陸生のカエル類である。
幼生であるオタマジャクシは意外と大きくなるが、幼生から亜生体(子ガエル)に変わった時期には意外と小さいカエル類でもある。
カエルに育つと、水に入る事は少ない。
生息場所はむしろ樹木や草の上である。
雨上がりによく観察される。
水田などで個体数の多い場所で観察していると大きい個体が小さい個体を捕食する場面も観察される。
成体は草の上などで皮膚の色素を周囲の色に変化させ周囲の色に擬態する事でも知られている。
「ゲッゲッゲッ、クワックワックワッ」の鳴き声でも知られているカエル類でもある。