sinchan研究室

趣味の部屋「sinchan研究室」の生物観察を中心としたプログです。

鹿児島県本土の海水魚観察。

夏場となりますと海水魚の観察時期でもあります。
鹿児島県本土は東シナ海と太平洋に面しており、シーズンになると様々な海水魚が観察されます。
土着個体の繁殖と海流に流されてくるいわゆる「無効分散」や「死滅回遊」などが入り交じり、魚種は豊富です。
成魚は冬場などに沖合の網に掛かる事から、越冬は行っているものと思われます。




サザナミヤッコ、クラカケモンガラ、チョウチョウウオ、ニザダイ幼魚、クマノミ幼魚、スズメダイ類。(鹿児島県本土にて、2010年頃)





サザナミヤッコ、トゲチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、ニザダイ幼魚。(鹿児島県本土にて、2010年頃)





オトヒメエビ。(鹿児島県本土にて、2010年頃)





クラカケモンガラ、フウライチョウチョウウオ、ニザダイ幼魚。(鹿児島県本土にて、2011年頃)






私の投稿した動画です。

2016年、潮溜まりのチョウチョウウオ類、ニザダイ類。




海中で隠れたサンゴ岩から取り出したクラカケモンガラ。(鹿児島県本土にて、2011年頃)





サザナミヤッコ幼魚。(鹿児島県本土にて、2011年頃)





私の投稿した動画です。

サザナミヤッコ幼魚。2014年。

宝島のアオカナヘビ。

アオカナヘビはトカラ列島小宝島から生息しており、渡瀬線を挟んでトカラ列島諏訪之瀬島まで分布している「二ホンカナヘビ」と種の分布が入れ替わります。
緑色のカナヘビで、とても綺麗な印象を感じます。
小宝島、宝島には他にもオオシマトカゲ(オキナワトカゲ)、ヘリグロヒメトカゲ、タカラヤモリ、リュウキュウアオヘビ、トカラハブなど亜熱帯区に生息する爬虫類が生息しております。


宝島にて。(2002年頃)




私の投稿した動画です。

「フェリーとしま」、トカラ列島宝島に入港、2002年2月当時。

トカラハブなどが観察されるサンゴの石垣。(2002年頃)

宝島の水田。(2002年頃)



パパイヤの木。(2002年頃)


私の投稿した動画です。

「フェリーとしま」、午前6時前に奄美大島名瀬港よりトカラ列島宝島に入港 、2002年2月当時。

宝島のツバベニチョウ。

ツバベニチョウは九州本土南部から南西諸島まで観察される蝶々の一種で、宝島では5月頃に多く観察されます。
美しい体色とは裏腹に強い毒を備えており、外敵から捕食されない様です。
「美しい花にはトゲがある」といわれますが、ツバベニチョウもその「知恵」で生息してきた蝶々類でしょう。
宝島はこの数年で渇水化が進んでおり、今後も懸念されます。


ツバベニチョウ。(2002年頃)