sinchan研究室

趣味の部屋「sinchan研究室」の生物観察を中心としたプログです。

小宝島と宝小島。

小宝島はサンゴ礁が隆起して形成された島嶼ですが、小宝島の隣に「宝小島」も存在します。
無人島で、生物類では爬虫類は生息したいる様ですが、昆虫類、特にクワガタムシ類は生息したはいない様です。
この海域は本当に綺麗であり、製塩なども行われておりますが、小宝島には林の中に「地獄」と呼称される温泉も湧き出ており、海岸線にも温泉があります。
海岸線一周道路をゆっくり歩いても1時間かからない程の小さな島嶼ではありますが、このトカラ列島はどの島嶼も強烈ともいえる「カルチャーショック」を与えてくれます。


小宝島。(2002年頃)



小宝島港。(2002年頃)





私が投稿した動画です。

「フェリーとしま」にてトカラ列島小宝島に宝島からの帰途に入港、2002年2月当時。




宝小島。(2002年頃)

サザナミヤッコの観察、採集。

画像は採集したサザナミヤッコ幼魚です。
鹿児島県本土では早い時期で5月、6月頃に観察され、9月、10月頃に再び出現しますが、5月、6月に出現する個体は土着個体の産卵の様で、9月、10月頃に出現する個体は海流による個体群と思われます。
成魚は網にも掛かる事があり、網干し場に見られる事があります。
幼魚は特定の岩穴などに居ついており、観察は比較的容易です。


サザナミヤッコ幼魚。(2013年頃)





サイズ的にも比較的大きい幼魚であり、飼育が容易でした。




同時に採集したシマハギと撮影。



以上でした!!

アマミサソリモドキ。

画像はアマミサソリモドキです。
奄美群島、十島村、三島村、鹿児島県本土と観察されますが、その尻尾から発射される独特の酸液は何とも溜まらない酸味の臭いがします。
奄美大島で「プー」、甑島で「へコキムシ」と呼称される様に、やはりその酸液の臭いがそのまま地方名となっております。
鹿児島県本土が自然分布の北限とされております。


アマミサソリモドキ。(2013年頃)
















以上でした!!