sinchan研究室

趣味の部屋「sinchan研究室」の生物観察を中心としたプログです。

2020年、タガメ。

画像はタガメの甲羅干しです。

タガメは水生昆虫の中でも盛んに甲羅干しを行います。

ご存知の通り、タガメはゲンゴロウ類と同様に飛翔する事も出来ますが、飛翔は新成虫に羽化した秋や越冬から覚めた春によく飛翔する傾向にある様です。

新しい生息地を探す時期や、産卵場所を探して飛翔すると思いますが、かなりの距離を飛翔する事でも知られています。

ご存知の通り、ゲンゴロウやタガメといった水生昆虫類は陸上でもある程度の時間は生存出来ますが、タガメは甲羅干しの他にも冬場は陸上で越冬するなど、活動期以外は陸上で生息している印象もあります。

もう28年以上前になりますが、その当時、タガメが生息していた場所では、2月の寒冷期に水中で観察した事もあり、飼育下ではそのままプラケース内で水中で越冬しますので、水中で越冬している個体も存在してはいると思われます。

冬場は、縁側や玄関などの気温が下がる場所にプラケースを移して水中で越冬させる事が私は多いですが、この方法では2年から長い場面には3年ほど生きますが、普通に室内で飼育すると1年ほどで駄目になる場合が多く観察されます。

タガメやコオイムシは比較的浅い水辺に観察される事や、ゲンゴロウが陸上を歩く事が「苦手」であるに対し、タガメやコオイムシは陸上を歩く事が上手な印象がありますし、

特にコオイムシは巻貝類やクモやダンゴムシなど様々な小動物を捕食する事から、全く水中生活に進化しているゲンゴロウ類に対して、タガメやコオイムシは水田や湿地などにおける生活に適応した水生昆虫類かも知れません。




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2020年、タガメ。(3)




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2020年、タガメ。(2)


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