｢フエヤッコダイ｣。

その外観と黄色い体色、細長いクチバシはまさしく海水魚であり、ショップの看板やデザインなどにも使用されている事がよくある事や、テレビなどでもコマーシャルなどでお茶の間などでも登場する事もある為、海水魚を知らない方でも印象があると思われる。

細長いクチバシは珊瑚礁のリーフを構成しているサンゴなどの隙間から餌となる小動物や藻類を捕食する事に適していると思われる。

珊瑚礁のリーフでは岩穴の中でもよく観察され、重力がない世界なのか、岩穴の上で逆さまで泳いでいる場合も多い。

私の観察では、ごく少ないが鹿児島県本土でも観察しているし、屋久島では場所によりよく観察出来たし、トカラ列島宝島、奄美大島では普通に観察される。

餌付きもよく、ショップの水槽で人工餌(フレークフード)を食べている場合も多く、タラコやオニテナガエビの卵などで長期間飼育できる様であり、私の知っている話では人工餌とタラコ、オニテナガエビの卵などを与えて約7年飼育した例がある。